最近、置きレス卓(返せるときにレスを返す自由参加型テキストセッション)を体験する機会があったので、やってみた上での所感と、実際に置きレス卓を行うときのコツを少々書いていこうと思う。 ◆置きレス卓に必要なもの ◆置きレス卓に向いているアプリ ◆置…
シナリオを考えているとだんだんと煮詰まってきて、それまで考えていたことと考えていることが、どんどん頭の中で混沌と化してきたので、いったん筆を置いて、シナリオの作り方について、備忘録をまとめておくことにする。 シナリオを作れるのは才能だと、限…
私は、気が向くとシナリオを量産し始める。しかし、いくら気が向いているからといって、やはりどこかで行き詰まることも、やり直しになってモチベーションが下がり、遅々として作業が進まなくなってしまうこともある。 そういうとき、コンピューターの前で鎮…
TRPGのシナリオ作りや、すでにあるシナリオの改変をすることは、ある程度TRPGを続けていれば1度や2度あるだろう。 そこで最も重要となるのは、やはりそのシナリオをプレイするであろう“誰か”への「思いやり」だと、私は思っている。 ここでの思いやりは、…
コンベンションに参加すると、自分が持っていないルールブックのシステムでも体験しやすい。コンベンションに参加するようになってから、天下繚乱、異界戦記カオスフレア、ソード・ワールド1.0、モノトーンミュージアムなど、ルールブックは持っていないもの…
というマインドは、結構使えると思うのだが、どうだろうか。 ……と、ファミコン~スーパーファミコンのスーパー・電源ゲーム・黎明期のプレイ動画を見ながら漠然と思っている。 TRPGにもクソゲーはあると思っている。いや、TRPGのシステムの何かひとつをこき…
ルーニーと呼ばれる人たちの特徴はいつも「ウケ狙いで面白いことをしようとすること」にある。それがウケれば成功だし、成功したロールプレイは所々で物語を彩り、他の参加者を楽しませる「華」となる。 その花形を目指して、面白いことをしようとする人は多…
結論、人付き合いにおいては「近づきすぎてはならない」というのが鉄則である。 人と関わる上で、親しくなるためにはそりゃあ心の距離が迫っていればいるほどよい、と判断する人もいるだろうが、近づきすぎればそれだけ、相手の粗が見えてしまったり、問題が…
今回は、「強すぎて他者の見せ場を奪うこともなく、弱すぎて他者を危険な目に遭わせることもない程度のキャラクター作成は、プレイヤースキルのひとつである」という私の持論について少々語らせていただこうと思う。が、これはあくまで私の自論であって、同…
論語には、 「老者はこれを安んじ、朋友はこれを信じ、少者はこれを懐けん」という言葉がある。 「老人には安心され、友人には信頼され、若者には慕われること」という、意味である。 これはこの言葉を言った孔子という人物が、弟子たちに「先生の理想の人物…
ここでの「障がい者」は、心身ともにけがや病気など様々な理由によって、社会的不利をこうむる可能性のある人のことを指す。 以降、その人が負っている心身の障碍を「障がい」、障碍により社会的不利を持つ人を「障がい者」と表記する。 たいして、上記の障…
オンラインセッションの募集を行うサイトや、コンベンションなどでは、初対面同士でセッションを行うことは何も珍しいことではない。かつ、TRPGというゲームの魅力的な特色として、やりたいと思ったキャラクター設定をセッションで使用することができる。 だ…
以前、オンラインセッションを含めたセッション形式や、無料で遊べるTRPG初心者向けのTRPG、オンラインセッションの日程調整についてのまとめを公開していたが、今回は、オンラインセッションの右も左も分からないオンラインセッション初心者の読者諸氏のた…
「人が最も残虐になるときは『悪に染まった』ときではない! 真偽どうあれ『正義の側に立った』と思ったときに 人は加虐のブレーキが壊れるのだ!」 ──「氷室の天地」 自分は正義側に立っている。相手は悪である。そういった考えが、その手にいつの間にか棍…
これはよく勘違いをされがちなのだが、TRPGのオンラインセッションをするからには絵が描けないといけないとか、シナリオがを作れないといけないとか、GMが上手にできなければいけないとか……そういった強迫観念じみた先入観をボヤく方をたびたび見かけるが、…
読者諸氏でもどこかで見たことはあるかもしれないが、この世界の人間は主に分類して3種類の人間がいるとされている、という話で、それに「ギヴァー」「テイカー」「マッチャー」という分類名がある。簡単に言うと、 ギヴァーは他者に利益を与える人 テイカ…
今回のコンベンションは大イベントだったようで、西の県民大集合と言った様相だった。コロナ禍以前のコンベンションと言うものは、こういった光景もよく見られたのだろうか。何やら大物ゲストを招いて大々的に「ゲストコンベンション」なるものをやると聞い…
私は初めてのシステムに触れる際、或いはシステムに対する理解に不安がある際に、ハンドアウトが特になければ、経験者のキャラクターの後輩枠を取ったり、ハンドアウトがあるようなら他のPCとつながりを持ちやすいキャラクターを選んだり、GMやPLに相談して…
異界戦記カオスフレア……世界観がごちゃまぜすぎて今回は説明もできそうにないのだが、剣と魔法の中世ヨーロッパな世界だったりそれはそれとして竜がいたり織田信長や武田信玄がいたり、視聴覚室によく見るような投影機が導入されていたり近代的兵器を使う大…
TRPGなんて、別にやめても構わないのだ。 いきなり当たり前のことをと思われるかもしれないが、今回はあえて言うことにした。 TRPGなんていうゲームは結局ゲーム、娯楽なのだ。自分に向かないと思ったらやめたってかまわないし、それは誰のせいでもない、自…
私の人生のバイブル、「論語」にこのような言葉がある。 「君子に九思(きゅうし)あり。 見るは明を思い、聴くは聡(そう)を思い、色は温を思い、 貌(かたち)は恭を思い、言は忠を思い、 事は敬を思い、疑わしきは棟を思い、 怒(いかり)には難を思い、…
セッション中に他のPLやGMが2枚目のウィンドウを開いて別のセッションに参加しているだとか(二窓)、ゲームや作業に興じている(ながら、内職)だとか、オンラインセッションによくある、失礼きわまりない行為の事について話していこうと思う。 先述したよ…
相手のことをある程度見抜くというのは、難しいようでいて、案外単純な条件にそってみていけば、あらかた掴めるものだ。 人には「特徴」というものがある。 論語にはこのような言葉がある。 「子曰く、その以(な)す所を視(み)、 その由(よ)る所を視、 …
地蔵、と呼ばれるTRPGプレイヤーが居る。 ありていに言ってしまえば、セッションに参加していながらコミュニケーションをとらない、喋らない、戦闘の時などに出てきてただただダイスを振るだけという謎につつまれた存在であり、本人にとってのセッション参加…
今回は、TRPGという困難極まりないコミュニケーションと人間関係の不可欠なゲームにおいて、なるべくなら上手く馴染みたいという皆様に、先達が割と真剣に積み重ねてきたTRPG関連の知識の集積地をご紹介しておく。一応。 先に断っておくが、多くは一言の結論…
……謝罪、というのは、いざ危険な状態になった人間関係を修復するために最も心強く便利に使える手段ではあるが、時と場合と私情次第で、最も難しい手段となり得る。 1にも2にも、誰が悪いか悪くないかはとりあえず置いておくとして、とりあえずいの一番に謝…
私が好きな言葉に、このようなものがある。 「人にして仁ならずんば、礼(れい)をいかんせん。 人にして仁ならずんば、楽(がく)をいかんせん」 端的に現代語訳すると、 「人として思いやりのないようでは、礼儀がどうこう言っても意味がない。 人としての…
題名からして「なんて?」と思った人は大変すばらしい。きっと天下繚乱を楽しめる素質がある(妄言 奥州藤原の17万の黄金、切支丹(キリシタン)の隠れ里に落ち延びたイエス・キリストの脈動せし聖遺物、奥州藤原のミイラが残っていたのはユダヤ人が伝来し…
私は、TRPGに至っては「信頼を積み重ね、守っていくゲーム」だと、少々こむずかしく考えている節がある。 TRPGにおいて重要視されるのは、人と人との意思共有、対話、“コミュニケーション”である。“コミュニケーション”という手段が、人と人の間の「信頼」を…
悲しいことに。 非常に悲しいことに。 TRPGは無礼講のゲームでは無いし、それゆえTRPGに足を踏み入れた初心者には、厳しいことも言わなければならない。「TRPGという、自由が保証されるゲームであっても『やっていいことと悪いことがある』」と。「無礼講で…