題名からして「なんて?」と思った人は大変すばらしい。きっと天下繚乱を楽しめる素質がある(妄言
奥州藤原の17万の黄金、切支丹(キリシタン)の隠れ里に落ち延びたイエス・キリストの脈動せし聖遺物、奥州藤原のミイラが残っていたのはユダヤ人が伝来したためで、奥州藤原氏が栄えたのはユダヤ人と関係があったからだった! まあなんかそんな感じ。
私はGMの語るそれらのお話を聞きながら、爆笑していた。まあこんな世迷言はいっそ真面目にネタにするくらいが一番楽しい。
さて、では何やらキャラクターレコードシートに「SNSなどで感想を発信した」の欄があるので、今回もここに感想をつらつら記していくことにする。
私自身、天下繚乱は名前と「トンチキ江戸時代」くらいしか情報を知らない程度の知識量で、コンベンションでクイックスタートキャラクターを使わせていただいてプレイした。ダブルクロス3rdでは使ったことが無いタイプの防御、回避型のキャラクターだったため、不慣れなこともあってじっくり確認してもなかなかうまく動かすことができなかった。それでも、GMがタイミングを見て「この特技(スキル)が使えるよ」と教えて下さったので、何とか全員で連携して生き延びることができた。
世界観が重要なゲームのようなので軽く説明すると、「なんか江戸時代が色んな意味でえらい時代になってるんで、悪意のカタマリみたいな奴らに対抗するために“英傑”というヒーロー(プレイヤーキャラクター)が集結して大体上記のようなトンチキ世界史で戦う」……みたいなものなのではないだろうか。知らんけど。
江戸時代なのに未来からの転生者やら合法ロリの天狗やら、大きな秘密を持つ妖魔ホイホイのキリシタンとか(PC)ロシアからわざわざ来日した魔女とか出てくるので、世界観のハチャメチャさはお察しと言える。
PC1 未来から江戸時代ごろに“転生”してきた二刀流の剣客
唯一のアタッカのため、今回のMVPは文句なしで彼。強力な攻撃でラスボスを圧倒し、これを倒す。
魔女に奪われた幼馴染のヒロインを取り戻すために旅に出た道すがら、かつて一宿一飯の恩を受けたPC2と出会い、目的の一致から協力することに。
エンディングでは諸国武者修行に出かけるが、幼馴染のヒロインが決死の覚悟でついて来たため、悩んだ末ともに旅に出る決意をした。
PC2 大きな秘密と使命を背負うキリシタン
弘前(ひろさき)藩の山村、蛇毘出(だびで)村にお住いの第一村人にして、最終村人。オープニングで村を焼かれ、父親を魔女に殺され、復讐のために魔女を追う旅に出る。昔から人の傷を癒す力を持ち、強力な補助の能力が使える。そのせいか、昔から奇妙なものに出会っては奇妙な目に遭いがちな「妖魔ホイホイ」。
PC3がご覧の通りのポンコツぶりでツッコミ担当の苦労人に早変わり。的確な回復と援護、そしてツッコミで華を添える。
PC3 なんかよくわかんないままついてきた合法ロリ天狗 PL:温森おかゆ
弘前藩八戸(はちのへ)に住まう天狗。年齢不詳。昔、悪者との戦いの末に重傷を負った際にPC2に救われてからPC2に懐き、たまに「PC2で遊びに」山村まで人の姿で降りてくる合法ロリ。ついでにのじゃロリ。世界観の説明を何も読んでいないから、普通天狗は人里に降りてこないですとか言われても明後日を向いておくことにする。許せ。
村を焼かれて呆然と立ち尽くしていたPC2の首根っこを掴んで、犯人の魔女を探す旅に出る。天狗として世界の均衡を守るという使命と、PC2への個人的愛着のために最後までタンカーとして共に戦い続けた。
え? 道中? こいつが一番トンチキだったに決まっているじゃないですか。
エンディングではPC1のヒロインと同じような押しかけ女房ぶりを発揮し、故郷を失い旅に出るPC2を「なかまに なりたそうに こちらを みている!」で口説き落として一緒に諸国漫遊の旅に出ていった。