温森おかゆの雑文倉庫

主にTRPGについての個人的集積。

人と関わる上でのマインドセット

程よい距離感

結論、人付き合いにおいては「近づきすぎてはならない」というのが鉄則である。 人と関わる上で、親しくなるためにはそりゃあ心の距離が迫っていればいるほどよい、と判断する人もいるだろうが、近づきすぎればそれだけ、相手の粗が見えてしまったり、問題が…

老者はこれを安んじ、朋友はこれを信じ、少者はこれを懐けん

論語には、 「老者はこれを安んじ、朋友はこれを信じ、少者はこれを懐けん」という言葉がある。 「老人には安心され、友人には信頼され、若者には慕われること」という、意味である。 これはこの言葉を言った孔子という人物が、弟子たちに「先生の理想の人物…

正義はまれに人に盾ではなく、剣を握らせる

「人が最も残虐になるときは『悪に染まった』ときではない! 真偽どうあれ『正義の側に立った』と思ったときに 人は加虐のブレーキが壊れるのだ!」 ──「氷室の天地」 自分は正義側に立っている。相手は悪である。そういった考えが、その手にいつの間にか棍…

“テイカー”はTRPGプレイヤーには向かない

読者諸氏でもどこかで見たことはあるかもしれないが、この世界の人間は主に分類して3種類の人間がいるとされている、という話で、それに「ギヴァー」「テイカー」「マッチャー」という分類名がある。簡単に言うと、 ギヴァーは他者に利益を与える人 テイカ…

君子に九思あり

私の人生のバイブル、「論語」にこのような言葉がある。 「君子に九思(きゅうし)あり。 見るは明を思い、聴くは聡(そう)を思い、色は温を思い、 貌(かたち)は恭を思い、言は忠を思い、 事は敬を思い、疑わしきは棟を思い、 怒(いかり)には難を思い、…

人焉んぞ廋さんや~人を見抜く目~

相手のことをある程度見抜くというのは、難しいようでいて、案外単純な条件にそってみていけば、あらかた掴めるものだ。 人には「特徴」というものがある。 論語にはこのような言葉がある。 「子曰く、その以(な)す所を視(み)、 その由(よ)る所を視、 …

信頼を積み重ねるゲーム

私は、TRPGに至っては「信頼を積み重ね、守っていくゲーム」だと、少々こむずかしく考えている節がある。 TRPGにおいて重要視されるのは、人と人との意思共有、対話、“コミュニケーション”である。“コミュニケーション”という手段が、人と人の間の「信頼」を…

YouメッセージよりもIメッセージ

TRPGにはコミュニケーションが重要であると、私はつねづね発言しているのであるが、かといえ世知辛いこの時代、インターネットにはまるで腫れ物に触れるような、ぎこちない関係に溢れているのが現状とも言える。 例えば、相手に何か改善して欲しいことがあっ…